電気主任技術者とは?資格の詳細や取得して得れるメリットを解説
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電気主任技術者について知りたい人「電気主任技術者という資格を取ると、定年後でも仕事に困る心配がなくてとてもおすすめと聞きました。将来世の中どうなっているか分からないし…老後のことも考えて資格取得を検討したいので、電気主任技術者の資格の詳細や取得して得れるメリットについて教えてください。」
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
- 電気主任技術者とは?
- 資格を取得して得れるメリット
毎年3月になると、就職に特化した地元の高校から依頼され「社会人になって大切なこと」というテーマで講演を行っています。
その講演の打ち合わせの最中に進路担当の先生と資格に関する話になり、そこで電気主任技術者という資格を知りました。
そんな電気主任技術者は、取得するにはかなり難しい資格だそうですが、ビジネス雑誌で有名なプレジデントの中でも「この先30年お金に困らない資格」の1つとして下記のように紹介され、高校でこの資格が取得できたら将来困らないだろうなと感じたのを覚えています。
現場系難関資格。ビルや電気設備のメンテナンス業務で高く評価される
PRESIDENT この先30年お金に困らない資格30
そこで本記事では、そんな電気主任技術者について資格の内容や取得して得れるメリットについてわかりやすくまとめようと思います。
もくじ
電気主任技術者とは?

試験を実施している一般財団法人電気技術者試験センターの公式ホームページでは資格について下記のように記述がされています。
電気主任技術者になれば、発電所や変電所、それに工場、ビルなどの受電設備や配線など、電気設備の保安監督という仕事に従事することができます。電気主任技術者は社会的評価が高い資格と言えるでしょう。
電気設備を設けている事業主は、工事・保守や運用などの保安の監督者として、電気主任技術者を選任しなければならないことが法令で義務づけられています。
一般財団法人 電気技術者試験センター
わかりやすく解説すると、「いろんな場所で電気を管理する電気の現場監督」ということですね。
なお、電気主任技術者の資格は、下記の通り扱える電圧によって3段階に分かれています。
- 第1種:電圧制限はなく、すべての事業用電気工作物を扱えます
- 第2種:電圧が17万ボルト未満の事業用電気工作物を扱えます
- 第3種:電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物を扱えます
名称を略して「電験〇種」や「電〇」(〇にはそれぞれの数字が入る)といった呼び方で呼ぶ人もいらっしゃいます。
電気主任技術者で得られるメリット

電気主任技術者の資格を取得して得れるメリットは下記の4点です。
- その①:資格の権威性が高い
- その②:需要の増加が見込める
- その③:試験なしで関連する他の資格が取れる
- その④:就職・転職に有利
順に解説していきます。
その①:資格の権威性が高い

「権威性」とは?
専門の知識・技術について、その方面で最高であると一般に認められていること。また、そのような人。オーソリティー。
コトバンク
わかりやすく解説すると権威性とは、資格を持っていることで自分の高い能力やスキルを示せることと言えます。
ちなみに電気主任技術者の資格は、下記の理由から取得していると非常に権威性が高いといえます。
- 国家資格である
- 現場で活躍する資格の中で、最難関の資格と言われている
- 1番下のレベルである第3種でさえ合格率は約10%
- 最上位の第1種は年間で約400人しか合格者が出ない
このような難関資格取得者という権威性は、取引先との商談・交渉の場で発言力を強めてくれたり、職場内での影響力を高めてくれるので、仕事を進めていくのに非常に役立ちます。
その②:需要の増加が見込める

下記のようなことから、人々の生活で使う電気の消費割合が増えてきているのが理由です。
- 環境問題への対策としてガスやガソリンから電気へエネルギー資源が変わりつつある
- スマートフォンの出現や電化製品の進化
このような電力供給への対策として、メガソーラーや再生可能エネルギーの発電所、通信量増加の為のデータセンターといった大型電気施設が徐々に増えています。
そして電気設備の管理は、電気主任技術者の資格を有していなければ行うことができない「独占業務」と定められているため、必然的に電気主任技術者の資格を持っている人の需要の増加が見込めると言えます。
このことは冒頭紹介したプレジデントでも電気主任技術者のメリットとして取り上げられ、下記のように紹介されています。
「電気主任技術者」というビルや電気設備のメンテナンスで非常に高く評価されるような資格もある。
PRESIDENT この先30年お金に困らない資格30
需要が増える上に難関資格であることから、収入のアップも目指せる資格と言えます。
その③:試験なしで関連する他の資格が取れる

電気主任技術者は、試験を受けることなく実務経験だけで以下の電気工事関係の資格を取得することができます。
- 第1種電気工事士
- 認定電気工事従事者
特に第1種電気工事士の資格を併せ持つと、設備点検業務(電気主任技術者業務)で発見した異常を自分で修理(電気工事士業務)することができ、仕事の幅が広がるのでおすすめです。
その④:就職・転職に有利

電気主任技術者の資格を取得していると、下記の理由から就職や転職に有利に働きます。
- 電気主任技術者宅が専門とする設備管理の知識と技術は、さまざまな業界でも必要とされている
- 資格取得者が少ない
特に資格者が少ないという理由が大きく、このことは2019年に経済産業省が実施した「電気施設等の保安規制の合理化検討に係る調査」でも下記のように報告されています。
外部委託を担う第三種電気主任技術者が 2045 年には想定需要約 1.8 万人に対して 4 千人程度不足が見込まれる
令和元年度 電気施設等の保安規制の合理化検討に係る調査報告書
そのため、電気主任技術者の資格を持つ求職者は非常に希少価値が高く、就職や転職に有利です。
さらに電気主任技術者の試験勉強に役立つ通信講座もまとめておきます

電気主任技術者に興味がある方のために、世の中に数ある電気主任技術者の通信講座の中から特に人気の講座を2つピックアップので参考にどうぞ。
資格に興味はあるけど…独学で始めても、途中で挫折してしまいそうといった悩みから、人気の通信講座を受講するという方法を選択する人がここ数年増えています。
「1種や2種といった上のレベルに挑戦する」といった方はユーキャン、「取得は3種まででいいから、少しでも安い方がいい」といった方はキャリカレなど、自分の状況に合わせた賢い選択のお助けによければどうぞ。
まとめ

最後に記事の内容をまとめます。
- 取得者が少ない国家資格で権威性が高い
- 現場系の資格で最難関の1つと言われている
- しかし1番下のレベルである第3種でさえ合格率は約10%
- 最上位の第1種は年間で約400人しか合格者が出ない
- 電気消費量の増加から需要が見込める
- 試験なしで関連する他の資格が取れる
- 就職・転職に有利
こんな感じです。
電気主任技術者は将来を考えるととても長く、安定して高い収入を得ることができる資格と言えます。
需要の高さを生かして会社内で高い収入とキャリアアップを目指すのも良いですし、独立して自由に働くことも可能です。
もし、工業系の学校に通っている学生の方がこの記事を読んでくれているなら、ぜひ学生でいるうちに取得して、社会に出る時には周りと大きな差をつけた状態でスタートして欲しいなと思います。